デジタル化時代の不要什器、思わぬ価値を引き出す買取サービスの選び方

2026年02月16日 リサイクル
デジタル化時代の不要什器、思わぬ価値を引き出す買取サービスの選び方|株式会社トラバース

急速に進むペーパーレス化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れにより、多くの企業でオフィス環境が劇的に変化しています。書類がクラウドへ移行し、フリーアドレス制が導入される中で、これまで活躍していた大型のキャビネットやデスク、応接セットなどの「不要什器」の扱いに頭を悩ませている担当者様も多いのではないでしょうか。

「古くなったオフィス家具は廃棄するしかない」「処分には多額のコストがかかるのが当然」と思い込んで、そのまま産業廃棄物として処理してしまうのは、実は非常にもったいない選択です。

現在、リモートワークの定着やスタートアップ企業の増加に伴い、中古オフィス家具市場では高品質な什器の需要がかつてないほど高まっています。ただの不用品だと思っていたものが、適切なルートに乗せることで、廃棄コストを削減するどころか、思わぬ収益を生む「資産」へと変わる可能性があるのです。

本記事では、デジタル化時代において変化する什器の価値や、失敗しない買取業者の選び方、そして査定額を少しでもアップさせるための秘訣について詳しく解説します。コスト削減と同時に、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも注目される「賢い什器の手放し方」について、ぜひ今後の参考にしてください。

1. デジタル化で役目を終えた什器が宝の山に?中古市場で需要が高まる背景

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、オフィスの風景は劇的に変化しました。ペーパーレス化によって書類保管用の大型キャビネットや書庫が空になり、フリーアドレスの導入で固定席用の袖机や旧式のデスクが不要になるケースが急増しています。多くの企業担当者が、これらを単なる産業廃棄物として処理しようと考え、高額な処分費用を見積もっていますが、実はその判断が大きな損失を招いている可能性があります。

現在、中古オフィス家具市場では、こうした「デジタル化で役目を終えた什器」の需要がかつてないほど高まっています。その背景には、主に3つの要因が挙げられます。

第一に、スタートアップ企業や中小企業によるコスト削減ニーズの増加です。新規事業の立ち上げ時において、オフィス開設にかかる初期費用を抑えるため、新品ではなく状態の良い中古什器を指名買いする企業が増えています。特にオカムラ、コクヨ、イトーキといった国内大手メーカーや、ハーマンミラーなどの海外ブランド家具は耐久性が高く、中古であっても機能性が損なわれていないため、非常に人気があります。

第二に、ハイブリッドワークの定着による個人需要の拡大です。オフィスだけでなく自宅でも快適に働きたいと考えるビジネスパーソンが増え、企業から放出された高機能なオフィスチェアや昇降デスクが、個人宅のワークスペース用としてセカンドライフを得る事例が一般化しました。

第三に、SDGsや環境経営への意識の高まりです。「使えるものを捨てる」という行為自体が企業のコンプライアンスやブランドイメージに関わる時代において、リユース品を積極的に導入することは、コストメリット以上の価値を持つようになりました。

このように、社内では「場所を取るだけの不用品」に見える什器も、市場全体で見れば「安価で高品質な設備」を求める層にとっての「宝の山」となります。廃棄マニフェストを発行してコストをかける前に、まずは資産としての価値を見直すことが、賢いオフィス運営の第一歩と言えるでしょう。

2. 廃棄コストを収益に変える!思わぬ価値を持つオフィス家具の特徴とは

オフィスのフリーアドレス化やペーパーレス化が進む中、これまで使用していたデスクやキャビネットが不要になるケースが増えています。通常、事業活動に伴って出る不要な什器は産業廃棄物として処理する必要があり、搬出費や処分費といった多額の「廃棄コスト」が発生します。しかし、処分を決める前に買取査定を行うことで、このマイナス収支をプラスの収益へと転換できる可能性があります。市場価値が高いオフィス家具には、いくつかの明確な特徴があります。

まず最も重要な要素が「メーカーとブランド」です。Herman Miller(ハーマンミラー)のアーロンチェアや、Okamura(オカムラ)のコンテッサ、バロンといった高機能オフィスチェアは、新品価格が高額であるため中古市場での需要が極めて高く、高価買取の筆頭候補です。また、KOKUYO(コクヨ)ITOKI(イトーキ)Uchida(内田洋行)といった国内大手メーカーの製品は、耐久性と信頼性が高く、デスクや書庫、ロッカーなど幅広いカテゴリで安定した買取価格が期待できます。

次に注目すべきは「デザイン性とトレンド」です。近年のオフィスは、コミュニケーションを重視したカフェのような空間作りがトレンドとなっており、無機質な事務机よりも、木目調のミーティングテーブルやデザイン性の高いラウンジソファ、ファミレス席のようなブース型ソファの需要が急増しています。Vitra(ヴィトラ)USMハラーなどのデザイナーズ家具が応接室や役員室にある場合、その価値はさらに跳ね上がります。

一方で、大量にあるスチール製のスタンダードなデスクやキャビネットも、状態が良く鍵などの付属品が揃っていれば、一括買取の対象として十分に価値を持ちます。特にホワイトカラーの什器は清潔感があり、どのようなオフィスにも馴染むため人気があります。

「古くて傷があるから売れないだろう」という自己判断は禁物です。廃棄業者に依頼して処分費を支払う前に、まずはオフィス家具専門の買取業者にリストを提示し、査定を受けることが賢い選択です。リユースによるコスト削減と環境負荷の低減は、企業のSDGsへの取り組みとしても大きなアピールポイントになります。

3. 信頼できるパートナーはここを見る!失敗しない買取業者の選び方とポイント

オフィスのデジタル化やフリーアドレス化が進む現代において、不要になったキャビネットやデスク、チェアの処分は総務担当者や経営者にとって頭の痛い課題です。「少しでも高く売りたい」と考えるのは当然ですが、買取価格の高さだけで業者を選ぶと、後々大きなトラブルに巻き込まれるリスクがあります。企業の社会的信用を守りつつ、スムーズかつ適正に什器を整理するために確認すべき重要なポイントを解説します。

まず、何よりも優先して確認すべきなのが「許認可」の有無です。中古品を買い取るためには都道府県公安委員会からの「古物商許可」が必須となります。さらに、買取がつかない物品を廃棄処分として引き取ってもらう場合には「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要です。無許可の業者に依頼してしまうと、回収された什器が不法投棄されるなどのリスクがあり、排出事業者である依頼元の企業側が法的責任を問われる事態にもなりかねません。ホームページの会社概要欄に許可番号が明記されているかを必ずチェックし、コンプライアンスを遵守している業者を選定しましょう。

次に注目すべきは「オフィス家具に関する専門性と販路」です。一般的な総合リサイクルショップでは、大型のビジネス什器や専門的なOA機器の需要を把握しきれず、査定額が低くなったり、そもそも買取不可となったりするケースがあります。一方で、オカムラやコクヨ、ハーマンミラーといった人気ブランド家具の価値を正しく評価でき、国内外に豊富な再販ルートを持つオフィス専門の買取業者であれば、他店で断られた品物でも価値を見出し、高価買取につながる可能性が高まります。ウェブサイト上の買取実績や事例紹介が充実しているかどうかも、その業者の実力を測るバロメーターとなります。

また、「見積もりの透明性と追加費用の有無」も極めて重要な判断基準です。一部の悪質な業者では、作業当日に「搬出経路が狭い」「養生が必要」といった理由をつけて高額な追加料金を請求してくる場合があります。こうしたトラブルを避けるためにも、事前の現地調査を丁寧に行い、作業費や運搬費を含めた「確定見積もり」を書面で出してくれる業者を選びましょう。電話やメールだけの簡易査定ではなく、実際に現地を見て判断してくれる業者の方が、最終的な満足度は高くなります。

最後に、「ワンストップ対応力」を確認してください。オフィスの片付けでは、売れるものと売れない(廃棄すべき)ものが混在するのが常です。買取と廃棄処分を別々の業者に依頼すると、スケジュール調整や管理の手間が倍増します。買取から廃棄品の回収、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行までを一括して請け負える業者であれば、窓口を一本化でき、退去期限が迫っている場合でもスピーディーにプロジェクトを完了できます。

デジタル化によるオフィス環境の最適化は、単に物を減らすだけでなく、適切なパートナーを選んで資産を有効活用することから始まります。複数の業者で相見積もりを取り、価格だけでなく対応の丁寧さや安全性を比較検討することが、失敗しない業者選びの近道です。

4. 少しの手間で査定額が変わる、買取依頼前に実践したい高額売却のコツ

オフィスのデジタル化に伴い不要となったデスクやキャビネット、オフィスチェアなどを手放す際、そのまま業者の査定に出していませんか。実は、ほんの少しの手間をかけるだけで、買取価格が大きくアップする可能性があります。リサイクル市場において、商品の第一印象は査定額を左右する重要な要素です。ここでは、専門業者がチェックするポイントを押さえ、1円でも高く売るために実践すべき具体的なテクニックを紹介します。

まず基本となるのが、徹底したクリーニングです。長年使用したオフィス家具には、手垢やホコリ、テープの跡などが付着しています。スチール製のキャビネットやデスクであれば、中性洗剤を薄めた水で拭き上げ、シール跡は市販のシール剥がし液やメラミンスポンジを使って綺麗に取り除きましょう。特にブランド家具として人気の高いハーマンミラーのアーロンチェアや、オカムラのコンテッサなどは、メッシュ部分のホコリを掃除機で吸い取り、フレームを磨くだけでも美品として評価されやすくなります。「すぐに再販できる状態」に近づけることが、高額査定への近道です。

次に重要なのが、付属品の有無です。ロッカーやワゴンの「鍵(スペアキー含む)」、オフィスチェアの「取扱説明書」や「調整工具」、デスクの「配線キャップ」などが揃っているか確認してください。特に鍵の欠品は、再販時に鍵交換のコストが発生するため、査定額の減額対象となりがちです。購入時に保管しておいた予備パーツをまとめて提示することで、管理状態の良さをアピールでき、プラス査定につながります。

また、単品ではなく「まとめ売り」を検討することも有効な戦略です。買取業者にとって、トラックの手配や人件費などの出張コストは大きな負担となります。そのため、デスク1台だけでなく、会議用テーブルやスタッキングチェアなどをまとめて依頼することで、業者側のコスト効率が良くなり、その分を買取金額に還元してもらえるケースが多くあります。もしオフィス内に処分に迷っているOA機器やパーテーションがあるなら、合わせて見積もりを依頼するのが賢明です。

最後に、搬出経路の情報を正確に伝えることも忘れてはいけません。エレベーターの有無、駐車スペースの位置、トラックが横付けできるかといった情報は、業者が作業時間を計算する上で不可欠です。搬出がスムーズに行える環境であれば、作業費用の見積もりが安くなり、結果として手元に残る買取金が増えることもあります。事前にビルの管理会社に搬出ルールを確認し、業者に伝えておくことで、トラブルを防ぎスムーズな取引が可能になります。

これらの準備は少し手間に感じるかもしれませんが、その労力は査定額という形で確実に返ってきます。大切に使ってきた什器だからこそ、万全の状態で次のオーナーへと引き継ぎましょう。

5. SDGs経営にも直結する、環境に配慮した賢い什器リユースという選択肢

オフィス環境のDX(デジタルトランスフォーメーション)やペーパーレス化が加速する中、これまで必需品だった大型の収納キャビネットや固定席用のデスクが不要になるケースが急増しています。これらを単に産業廃棄物として処分してしまうことは、高騰する廃棄コストを負担するだけでなく、地球環境に対して大きな負荷をかけることになります。現代の企業経営において、不要になった什器を「ゴミ」として捨てるのではなく、「資源」として循環させるリユースの視点を持つことは非常に重要です。

特にSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが企業評価に直結する昨今、什器の買取サービスを積極的に利用することは、目標12「つくる責任 つかう責任」を具体的に実践する有効な手段となります。まだ十分に使えるオフィス家具を次に必要とする企業へ橋渡しすることは、焼却処分に伴うCO2排出量を削減し、資源の無駄遣いを防ぐことにつながります。コクヨやオカムラ、ハーマンミラーといった人気ブランドのオフィス家具であれば、耐久性が高くデザインも優れているため中古市場での需要も高く、予想以上の高値で買い取られるケースも珍しくありません。

買取サービスを選択する際は、単に査定額の高さだけでなく、その業者がリユースやリサイクルにどれだけ真剣に取り組んでいるかを確認することも大切です。丁寧なクリーニングや修理を施して再販ルートに乗せるノウハウを持っている業者や、マテリアルリサイクル(素材としての再利用)まで対応可能な業者を選ぶことで、万が一再販が難しい物品であっても環境負荷を最小限に抑えることができます。

結果として、什器の買取・リユースを選択することは、廃棄コストの大幅な削減と売却益による収益化を実現するだけでなく、「環境に配慮したサステナブルな経営を行う企業」としてのブランド価値を高めることにも貢献します。デジタル化で身軽になったオフィスを、さらに賢く、社会的意義のある形で最適化していくために、買取サービスを通じたリユースという選択肢は、これからの経営戦略におけるスタンダードとなっていくでしょう。